2026年4月13日、東急不動産は「渋谷合同入社式2026」を渋谷ヒカリエにて開催しました。本イベントには、IT企業やスタートアップ、行政機関など計38社・約400人の新入社員が参加し、企業の枠を越えた交流の場として、昨年を大きく上回る規模での実施となりました。
この取り組みを通じて目指しているのは、「人と人のつながり」を起点に、まちや産業の新たな価値を生み出していくことです。本記事では、その背景と当日の様子をご紹介します。
企業を越えて「つながる」取り組みの背景

東急不動産では、渋谷を中心としたまちづくりにおいて、「建物」だけでなく「人と人との関係性」を重視してきました。
その考え方のもと展開しているのが、コミュニティアプリ「SHIBUYA MABLs」です。渋谷で働く人々がゆるやかにつながり、まちへの愛着や帰属意識を育む仕組みとして、さまざまな取り組みを行っています。
今回の合同入社式も、その延長線上にある取り組みです。
企業単位で人材を囲い込むのではなく、まちという単位で人と人をつなぐ。そのことで、より多様な出会いや価値創出の機会が生まれると私たちは考えています。
新入社員だからこそ生まれる、企業を越えたつながり

合同入社式の対象を新入社員にしているのには理由があります。
キャリアの初期段階にある新入社員は、まだ固定された価値観にとらわれておらず、多様な考え方を受け入れやすい状態にあります。このタイミングで企業の枠を越えた接点を持つことが、その後の成長や挑戦の幅を広げると考えています。
また、通常は「会社」を起点に形成されがちな人間関係を、「まち」という単位に広げることも重要なポイントです。
渋谷で働く人材が、企業の垣根を越えてゆるやかにつながることで、まち全体に新しい活力が生まれていく。そうした状態を実現するための最初の接点として、本イベントを位置づけています。
まち全体で迎え、つながりを育てる仕掛け

2026年は、参加企業38社・約400人と、前年の約4倍に規模が拡大しました。
さらに今回は、会場だけでなくまち全体で新入社員を迎える取り組みにも挑戦しました。渋谷スクランブルスクエアやMIYASHITA PARKなどのデジタルサイネージを通じて歓迎メッセージを発信し、まち全体で門出を祝う空気を醸成しています。
また当日の会場では、企業の枠を越えた交流が自然に生まれました。クイズや自己紹介をきっかけに、異なる業界やバックグラウンドを持つ新入社員同士が言葉を交わし、それぞれの視点や価値観に触れる場となりました。
こうした出会いは、その場限りでは終わりません。
コミュニティアプリを通じた継続的な交流や、リアル拠点の活用により、つながりを日常へとつなげていく仕組みを整えています。
一過性のイベントではなく、関係性を育て続けることこそが、この取り組みの重要なポイントです。
人材のつながりが、地域の価値を高めていく

今回の「渋谷合同入社式」は、企業が協働しながら人材のつながりを生み出し、まち全体の活性化につなげていく一つの実践例です。
企業単体ではなく、エリア全体で人材を育て、活かしていく──こうした発想は、今後ますます重要になっていくと考えています。
産業まちづくりプロジェクト「GREEN CROSS PARK(GXP)」においても、産業集積地の開発を通じて新たな雇用創出や人材活性化を重要なテーマとして掲げています。
企業や人材がゆるやかにつながり、交流が生まれる環境をつくることは、単なる立地開発にとどまらず、地域の持続的な成長を支える基盤となります。
渋谷での取り組みは、そうした考え方を具体化した一例といえます。
人と人のつながりから、新しい価値が生まれる──その可能性を、私たちはこれからもさまざまな形で広げていきます。